息子はホテルが好きです。
子どもとの旅、というと、アミューズメントパークに出かけたり、海やプールで遊んだり、ホテルには寝るときくらいしか戻ってこないイメージでしたが、物心ついた時から息子はホテルが大好き。
放っておくと、大げさでなく、1日ホテルから出ないのではないかと思うくらいです。
普段のお出かけで「家に帰りたい」ということはほとんど皆無ですが、旅先では頻繁に「ホテルに戻りたい!」と嬉々として言います。
もう歩けないよーと、ノロノロ歩みを進めていても、ホテルが見えた途端笑顔で走り出すくらいホテルが好きです。
「また〇〇に行こうね/行きたいね」という際も、〇〇には地名やアトラクションではなく、ホテルの名前が入るという徹底ぶりです。
我が子ながらちょっと変わっています。
息子は日本語と英語を話すのですが、日本に住んでいると英語を話す機会が少ないので、海外に行くと彼に英語を話す機会を持たせようと、空港やホテルでのチェックインやレストランでのオーダーなど、できるだけ彼にしてもらいます。
今までステイして、スタッフが子どものゲストに特に積極的に関わろうとするホテルはハワイのトランプワイキキと、香港とシドニーのランガムでした。
もちろんそのほかのホテルもとても良くしてくださいましたが、上記ホテルはロビーなどで子どもを見つけるとわざわざ近くに来て声をかけてくださいました。
そうすると息子も一人前に扱われていると思うのか、構ってもらえるのが嬉しいのか、俄然「ホテルに戻りたい!」の回数が増えます。
先月出かけたシドニーでは1人で部屋からフロントにお使いにも行き(もちろん彼から隠れて後ろからこっそりついて行きましたが)、"輪ゴムを3つもらってくる""地図をもらってくる"などというミッションを次々と遂行しました。
スタッフの皆様にも本当に良くしていただき、帰る時には寂しくて泣けてしまいました。
未だに毎日、カンガルーやコアラではなく、ランガムホテルの話をします。
私自身、子どもが生まれるまで旅といえばホテルステイを楽しむスタイルだったので、確かに子どもが喜びそうなところを色々と下見して行くのに「ホテルがいい!」と言われると少々がっかりしますが、子どもが生まれても同じスタイルで旅ができるということは驚きであり喜びでもあります。
*写真はランガム香港のクラブフロア(1枚目)と、ランガムシドニーのエントランス(2枚目)
Wanderlust
4歳男児と旅する母のブログ。
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