私は飛行機が好きです。
海外旅行の目的は飛行機に乗ること、と言っても過言ではない、世界で1番好きな場所は空港ですし、子どもが中学に入る前に絶対世界一周したいのも、色々な土地を見て回りたいというより、飛行機にたくさん乗りたいからです。
用事や仕事が絡まない純粋な国内旅行をほとんどしないのも、飛行機に(長い時間)乗れないからです。
子どもを連れて海外に旅に出る時多分1番心配なのが、子どもが機内でおとなしくしていられるかどうか。
これはもう、そのお子様の性質にもよるのでなんとも言えませんが、何事も回数を重ねて慣れると簡単になるように、1番最初は息子の気を引くものを次から次へ出せるように、新しいおもちゃやシールブックを山ほど持って搭乗したものですが、最初では短距離フライトならミニカー1つで、長距離でもミニカー2つあれば事足ります(映画やゲームなど、機内エンタテイメントの助けもあります)。
ちなみに、「ミニカー」と書きましたが、トミカのように小さな車のおもちゃはシートの隙間に落ちてしまって回収不可能になることもあるので(1度経験あり)、お子様の年齢が低い場合は特に、ある程度の大きさがあるオモチャが良いです。
音が出ないもの、というのも大前提ですし、プルバックで走る車のオモチャもどこかにいってしまいがちなので、避けた方が良いです。
*羽田発香港行き日本航空機内にて、アーロと少年に見入る。3歳1ヶ月。
国際線は2歳以下は保護者の膝の上なら席を取る必要がありませんが、予算に余裕があれば取って行った方が確実に楽です。
特に長距離の場合、エコノミークラスはもちろん、ビジネスクラスでも厳しい場合があります。
最近はシート幅の広さより、フルフラットになることを優先したデザインが多いので、足を伸ばして寝られるけれど、幅が狭い、というのがよくあるパターンです(ただしシンガポールエアラインのビジネスクラスはシートの幅がファーストクラス並/女性2人が並んで座れるほど広いという噂があるので、夏に検証してきます、アラブ系のビジネスクラスはゆったりしていそうですが、なかなかあちら方面に行く/経由する機会がなく)。
プレミアムエコノミーには座った事はないので想像ですが、エコノミーのように肘掛けが上がらないため、逆に狭く感じそうな気もします。
ファーストクラスもこれまた利用した事がないので想像ですが、完全に個室になり、シートとベッドが別に用意されていたり(これまたアラブ系)、並んだ2席がダブルベットになったり(ガルーダインドネシア航空)、きっと広そうなのでこちらは何とかなりそうです。
しかしながらファーストクラスのある路線自体が少なくなってきています。
*まだ子どもが生まれる前に出かけた、香港発メルボルン行きのキャセイパシフィックの機内にて。ビジネスクラスのシートはフルフラットになりますが横幅が狭い。体格が良い(控えめな表現)主人にはキツキツ、これでは添い寝どころか、自分の腕を体に沿わせて下ろすことすら不可能。
息子が2歳の誕生日を迎える時、ハワイに行きました。
行きは夜便だから、フルフラットのシート(正確には180度近くまっすぐにはなるが、足に向かって傾斜しているライフラット、日本航空の"シェルフラットシート")で一緒に寝ていけばよい、狭くても空きが1席くらいあるだろう、と思っていたらこれが大間違い。
10月の平日に飛んだのですが、ビジネスクラスが満席、息子は搭乗後早々に寝たのですが、私も隣に横になると彼の寝返りが打てず、思うように身体が動かないため「ううーん」と唸って起きそうになるので、私はシートの足元にちょこんと座り、機内食をもりもりといただきながら、夜通し映画を見るしか選択肢がありませんでした。
*名古屋発ホノルル行き、日本航空の機内にて。最近はハワイ路線にも"SKY SUITE"という最新のフルフラットシートが導入されつつありますが、息子2歳当時はシェルフラットシートでした。息子を仰向けに寝かせ、私が横向きに寝そべればなんとか添い寝ができましたが、この頃の息子はよく寝返りをうったため、断念。足置き部分に腰掛け、近すぎる画面で宮沢りえの「紙の月」を観ました。しかしながら寝る必要のない短距離線や中距離線の昼間のフライトならこういった古いシートがオススメ。新しいシートは個室感が強く、日系2社はスタッガードといって隣の席と互い違いになっていることが多く、食事の際などお世話するときに不便。ヘリンボーン配列のシートも、場合によってはスタッガードよりもお世話がしにくいです。
日本航空の最新ビジネスクラス、"SKY SUITE"。フルフラットになり、シートの上にエアウィーヴのマットレスを敷いて利用できる。ベッド長は最大188センチと長いですし、先に挙げたキャセイのシートよりは幅も広いですが、添い寝が余裕でできるかというと疑問。撮影時息子4歳0ヶ月。
子連れでエコノミーに乗ったのは1回だけ、繁忙期の直前に旅行を決めて、たまたまエコノミーに空席が3席だけ見つかり、私、主人、私の母と息子で搭乗したグアム便でした。
9ヶ月の小さな子どもを膝で遊ばせるくらい、大人が3人並んでいればスペース的に楽勝だろう、短距離だし、と思っていたのですが、いかんせんグアム路線というのはどのエアラインも古い機材=狭いシートピッチが多く、体格がそんなに小さくない私の家族(母も私も身長163cmほど、主人は180センチで100キロ近い)にとっては結構窮屈で、3時間半の短いフライトでしたがどっと疲れました。
*私の母の膝の上で遊ぶ、9ヶ月。前の席がすぐそこ、この頃までは標準より大きい(太い)息子だったので、もうギチギチです。名古屋発グアム行きデルタ航空機内にて(デルタ航空の名古屋ーグアム便は昨年廃止)。
ちなみにバシネットは息子が大きかったため、最初のフライト時からサイズ及び重量オーバーでリクエストできず、今まで一度も使ったことがありません。
また、よく心配される子どもの「耳抜き」も、ラムネや飲み物など念のため毎回必ず準備はしますが、気にしたそぶりを見せたことがなく(耳がおかしくないか、など毎回しつこく聞くが平気と答える)、うまくできている模様。
しかしながらうまく抜けないと後々重大な影響があったりするようですので、気にかけてあげなければいけないと思います。
Wanderlust
4歳男児と旅する母のブログ。
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